脳のデトックス CBDとグリンパティックシステム
脳は、寝ている間に、洗濯される
私たちの「脳」は、「寝ている間に、自動で洗濯されている」って知っていますか?
人間の体には、細胞に栄養を運んだり、細胞から出た老廃物を排出する
「リンパ系」という仕組みがあります。
実は、これと、とてもよく似た仕組みが、「脳」にも存在していることを、
米ロチェスター大学メディカルセンターの研究チームが発見しました。
脳内には、大きく分けて、「神経細胞」(ニューロン)と、「グリア細胞」という、2つの細胞があります。
脳は、網の目のような「神経細胞」の隙間を、「グリア細胞」が埋めるような構造です。
*神経細胞の隙間に、グリア細胞が詰まっているイメージ
で、実は、寝ている時に、脳の大半のスペースを占める「グリア細胞」がスポンジみたいに、
「ぎゅっ!」と、縮んで、60%のサイズまで、脳が小さくなるんです。
で、脳の空いたスペースに、「脳脊髄液」と呼ばれる、液体が流れ込んで、
脳の中を、「ジャブ、ジャブ」と、洗浄するのです。
まさに、”洗脳” 笑
そうやって、寝ている間に、日中に発生した、脳の老廃物・毒素を、
きれいに洗い流し、「デトックス」している。
”グリア細胞がリンパ系のような働きをする”ことから、この、脳の老廃物除去システムは、
「グリンパティック(glymphatic)システム」と呼ばれています。
なぜ、脳に老廃物・毒素が溜まるのか?
人間の脳は、体重のたった2%の重さしかないのに、1日に、体全体の20〜25%ものエネルギーを消費します。
だから、脳の中で、”燃えかすの、ゴミ”が、毎日、大量に発生している。
それを、グリンパティックシステムが、毎日、きれいに、洗い流しているのです。
まるで、”マンマチャオの全自動洗濯機”が、頭の中にあるようなもの。
ああ、なんて便利なのだろう!! 笑
ところが・・・
脳の全自動洗濯機は、”深いノンレム睡眠”のときにしか、うまく働いてくれません。
私たちは、年を重ねるごとに、深い睡眠を取るのが難しくなる。
若い人でも、「不規則な生活」や、「強いストレス」によって、「体内時計」が乱れて、不眠に悩む人は多い。
日本人の5人に1人が、「睡眠で、十分な休養が取れていない」「何かしらの不眠がある」と、回答しているんです。
(厚生労働省の調査結果)
そして、眠れなくなると、グリンパティックシステムが機能しなくなって、
脳の中で、毎日、大量に発生する、「脳のゴミ」を処理できなくなる。
すると、脳の中に、老廃物・毒素が、どんどん溜まって、”ゴミ屋敷”のようになってしまう。
こうした脳内の、老廃物・毒素(βアミロイドなど)の蓄積によって、脳細胞が死滅してしまうことが、
「アルツハイマー型 認知症」の 原因だと、言われているんです。
脳を守るバリア「血液脳関門」
ちなみに、こうした脳の病気の治療は、
これまでずっと、難しいとされてきました。
なぜなら、人間の脳は、「血液脳関門」
と呼ばれる、”脳のバリア”に守られているから。
細菌・ウィルスなどの、
有害なものから、脳を防御するシステムがあるために、
脳に、薬が届かないのです。
だから、薬や、医療行為によって、
脳内の老廃物・毒素を洗浄することは、困難なのです・・・。
脳のゴミを食べる、無敵のパックマン
ところが、大麻草に含まれる有効成分の「CBD」(カンナビジオール)や、「CBG」(カンナビゲロール)は、
「血液脳関門」をいともカンタンに通過し、脳に直接、働きかけることで、
脳の「グリア細胞」を活性化させることが、最新の研究でわかってきました。
グリア細胞の1つ「アストロサイト」という細胞には、
βアミロイドなどの、脳の老廃物・毒素を、分解・除去する作用があります。
つまり、「アストロサイト」は、脳のゴミを食べる、”パックマン”であるということ。
さらに、彼は、脳の解毒システムの、グリンパティックシステムを動かす、中心メンバーなんです。
CBDは、脳に、直接、働きかけることで、脳のゴミを食べてくれる、
パックマンを、パワーアップさせる!
まるで、”パワークッキー”をとって、無敵になるみたい 笑
すると、グリンパティックシステムも、最適化されて、”脳の全自動洗濯機”は、
フルパワーで働きはじめるのです!
ちなみに、以前に、お話を伺ったCBDに詳しい医師の長田優香先生(田園調布長田整形外科 副院長)
も、「血液脳関門」をフリーパスで通過する、CBD/CBGの効果を「すごい」と、興奮気味に話していました。
サプリメント(健康食品)として手軽に扱えるもので、そういった効果のあるものは、他に見当たらないと言うのです。
「アルツハイマー型 認知症」の改善・予防効果に期待
さらに、CBDオイルを摂取すると、夜間に脳の松果体で、睡眠ホルモン「メラトニン」が分泌され、
「体内時計」が正常化します。
すると、再び、深く眠れるようになって、グリンパティックシステムが働き始める。
こんな風に、CBDは、あらゆるやり方で、
”脳の全自動洗濯機を、最適化”してしまう。
まるで、CBDは、脳の毒素をきれいに洗い流す”魔法の洗剤”みたい。
”わずかスプーン1杯のCBDで、驚きの白さに!” 笑
世界保健機関(WHO)も、 公式レポートで、
「CBDには、脳内の細胞に、βアミロイド(脳のゴミ)が、付着して、炎症や、酸化させたり、
正常な細胞が死んでしまうのを防ぐ効果があることが、科学実験によって、確認できました。」
とハッキリ書いている。
だから、CBDは、「アルツハイマー型 認知症」の改善・予防効果にも、とても、期待されているのです。
引用:
「脳の老廃物」を除去するには、深い睡眠が必須だった:研究結果
Special thanks:
自然医学ナチュロパシック・メディスンの医師、柳井まみ先生