*この記事には、

映画『麻てらす番外編 やまさん余命半年の挑戦』

のネタバレが含まれています。

これから、映画を観る予定の方は、ご注意ください。

なお、文末に、この映画のオンライン上映会の情報があります。

末期の肝臓がんで、「余命半年」

”日本初の医療大麻裁判”に密着した

ドキュメンタリー映画『麻てらす番外編 やまさん余命半年の挑戦』

を観てきました。

元フランス料理シェフの、

山本正光(やまもと・まさみつ)さんは、

末期の肝臓がんで、「余命半年」と宣告されました。

抗がん剤による治療も、まったく効果がなく、

医者から、「打つ手がない」と、

見放されてしまった、やまさん。

がんの、耐えがたい痛みの前に、

もう、為す術がない・・・。

そんなとき、

海外では、がんの治療や、鎮痛の目的で、

「医療大麻」が使われていることを知ります。

がんの腫瘍マーカーが5分の1に減少

それで、藁にもすがる思いで、自宅で大麻を栽培し、

”がんの治療の目的”で、大麻を使いはじめたのです。

すると、痛みがスッとやわらぎました。

食欲も戻ってきて、

うつ傾向だった気分も、良くなりました。

さらに、”がんの腫瘍マーカー”の数値も、

5分の1に減少し、体調が回復していったのです。

やまさんの、主治医も、「ありえない!」と驚くばかり。

山本医療大麻裁判

ところが、ある日のこと。

路上で、警察官に職務質問されたやまさんは、

大麻所持の容疑で逮捕されてしまいます。

裁判では、

「医療目的での、大麻の所持・使用を禁止することは、

生存権を保障した憲法に違反する」

と、無罪を主張します。

こうして、

「山本医療大麻裁判」として

世間の注目を集めることに。

すると、やまさんのもとに、

窮状を見かねた全国の人たちから、

善意の「大麻の種」が、続々と

届くようになったのです。

(*日本の法律では、栽培をしなければ、

大麻の種子を所持することは、合法です。)

やまさんは、

その大量の種を、マンションの共用スペースで

栽培し、裁判中も、医療目的で使い続けました。

けれど、事情を知る警察はもう、

やまさんを逮捕することはありませんでした。

それでも、大麻の使用は、罪なのか?

司法は、

”生きる権利”

を優先するのか?

それとも、

”大麻取締法”

を優先するのか?

判決が出る前に、やまさんは、天国に、旅立ちました。

こうして、山本医療大麻裁判は、

被告人死亡で、公訴棄却

(=有罪無罪の判断をせずに裁判を打ち切ること)

となったのです。

「やまさんの挑戦」は、映画の中で生き続けている

しかし、

やまさんの命をかけた挑戦は、

まだ、映画の中で生き続けています。

きっと、

日本での、”医療大麻解禁”のムーブメントは、

この映画から、はじまるのでしょう。

オンライン上映会の情報

この映画の、オンライン上映会が、

11月23(月)19:00〜22:00に開催されることが、

決定しました!

主催は、医療大麻の科学的エビデンスに基づいた

正しい知識を、日本に広める活動をする団体、

GREEN ZONE JAPANです。

オンライン上映会の詳細、お申し込みは、コチラ

予告編

参考記事:
末期がん患者が最後にすがった大麻は違法か? 劇的改善の被告が「命守るため」と無罪主張 司法の判断は…
https://www.sankei.com/premium/news/160423/prm1604230016-n1.html

弁護士ドットコムニュース
治療用「大麻」所持禁止は「人権に反する」末期がん患者が「無罪」主張